5.さよなら父さん 2話

反抗期に入った尚太郎は心の中で、

                

父さんなんか死んじゃえ

                               

と祈った。

                    

だが大好きだった母親が死んだ。

                      

尚太郎十七才、高校二年生の冬だった。

                      

【つづく】

令和2年5月5日